見逃したくない!!日常にある子どもたちの学習機会
日常のふとした瞬間にも、子どもたちが学習する機会はいっぱいあると思います。
昨日、私が見かけたある光景を紹介します。
スーパーでの出来事です。
商品を選び終わってレジに並んでいるとき、ふと視線を横にやると、雑誌コーナーの棚から一冊の本が床に落ちていました。
そこに、4、5歳ぐらいだろう男の子がやってきて、その本を手に取ろうとしました。
その瞬間、どこからか
「何やってるの、早く帰るよー」
という声が響きました。
声の方向に視線を移すと、そこには母親らしい女性が立っていました。
再度男の子を見ると、彼は手に取った本を床に置いて、出口に向かって歩き出した母親の背中を追いかけるように、急いで走り出しました。
ここからは私の推測ですが、おそらくその男の子は床に落ちた本を棚に戻そうとしたのではないかと思います。
本来なら良いことをして褒められるべき状況が、注意される結果に終わってしまったと、私は少し残念に感じました。
今後、その男の子が同じ状況に出くわしたとき、もう一度本を手に取る勇気はあるでしょうか?
みなさんは、どう思いますか。
(・・・件の本は、彼のかわりに棚に戻しておきました。)