反転授業ってなあに!
近年、ICTによる教育革新が進む中、「反転授業」と呼ばれる授業形態が注目を集めています。
先生のための初級ICT教育講座 Vol.4「反転授業入門講座」 | ICT教育ニュース
今回はこちらのサイトを参照しながら、「反転授業」について紹介します。
はじめに、反転授業とは
反転授業(はんてんじゅぎょう、英語: flip teaching (or flipped classroom))は、ブレンド型学習の形態のひとつで、生徒たちは新たな学習内容を、通常は自宅でビデオ授業を視聴して予習し、教室では講義は行わず、逆に従来であれば宿題とされていた課題について、教師が個々の生徒に合わせた指導を与えたり、生徒が他の生徒と協働しながら取り組む形態の授業である。
一言で説明するなら、
講義形式のカリキュラムを動画で予習した学習者が、教室で演習に取り組むための教育制度
のようです。
次に、その特長とは
①生徒が予習で得た知識の定着、応用を「演習」で図る
②教師の役割が「演習」行動の評価、支援に変わる
③生徒が「演習」行動の質にこだわるようになる
④生徒が予習を欠かさなくなる
従来の講義を予習に変えることで、以上の効果が得られるようです。
では、そのタイプとは
①個別学習型=一人ひとりが自分のペースで学習を進める
②協同学習型=教員、生徒の対面コミュニケーションを通じて学習を進める
前者は所謂「落ちこぼれ」を防止し、後者は生徒の思考力や表現力を養うことが目的のようです。
最後に、反転授業の課題とは
①予習ツールの環境整備(ネットワーク、デバイスの確保)
②インターネット利用に対する保護者の同意
③生徒の学習への自発性
以上の三点が挙げられています。特に③に関しては、導入する側の継続的な試行錯誤が必須なようです。