反転授業ってなあに!

近年、ICTによる教育革新が進む中、「反転授業」と呼ばれる授業形態が注目を集めています。


先生のための初級ICT教育講座 Vol.4「反転授業入門講座」 | ICT教育ニュース

今回はこちらのサイトを参照しながら、「反転授業」について紹介します。

はじめに、反転授業とは

反転授業(はんてんじゅぎょう、英語: flip teaching (or flipped classroom))は、ブレンド型学習の形態のひとつで、生徒たちは新たな学習内容を、通常は自宅でビデオ授業を視聴して予習し、教室では講義は行わず、逆に従来であれば宿題とされていた課題について、教師が個々の生徒に合わせた指導を与えたり、生徒が他の生徒と協働しながら取り組む形態の授業である。

出典:反転授業 - Wikipedia

一言で説明するなら、 

 

講義形式のカリキュラムを動画で予習した学習者が、教室で演習に取り組むための教育制度

 

のようです。

次に、その特長とは

①生徒が予習で得た知識の定着、応用を「演習」で図る

②教師の役割が「演習」行動の評価、支援に変わる

③生徒が「演習」行動の質にこだわるようになる

④生徒が予習を欠かさなくなる

従来の講義を予習に変えることで、以上の効果が得られるようです。

 では、そのタイプとは

①個別学習型=一人ひとりが自分のペースで学習を進める

②協同学習型=教員、生徒の対面コミュニケーションを通じて学習を進める

前者は所謂「落ちこぼれ」を防止し、後者は生徒の思考力や表現力を養うことが目的のようです。

最後に、反転授業の課題とは

①予習ツールの環境整備(ネットワーク、デバイスの確保)

②インターネット利用に対する保護者の同意

③生徒の学習への自発性

 以上の三点が挙げられています。特に③に関しては、導入する側の継続的な試行錯誤が必須なようです。

 今回、「反転授業」についてざっくりと触れてきましたが、国内においても徐々にその取り組みが拡がりつつあります。
 今後も教育業界の動向から目が離せません。